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  •  維新派は、10月から11月、台湾・高雄の野外劇場にて『アマハラ』を上演いたしました。本公演が最終公演となり、これをもちまして維新派の活動は終了いたしました。活動の継続をご支持くださる声も多くいただきましたが、毎年、新しい風景の中で作品をつくり続けてきた私たちにとっては、主宰の松本雄吉がいない今、新作を上演することが叶わず、解散の決断にいたりました。  維新派、ならびに松本雄吉に関する著作権等は、維新派の製作業務を行ってきた株式会社カンカラ社で管理する予定です。また、松本の演出ノートや台本、小道具、衣装など、維新派と松本に関する資料は、公的機関等へ預けることで準備を進めています。お手元にご提供いただける資料をお持ちの方は、下記の連絡先までお知らせください。なお、2018年10月には、松本雄吉がこれまでに書いた台本、エッセイ、書簡、デッサンなどを網羅した書籍(「松本雄吉大全(仮)」)を発刊の予定です。  1970年に設立してから、約半世紀にわたり活動を続けてこられたことは、ひとえに、皆さまからのご支援があったからこそと感じております。維新派のつくる風景を共に支え、共に旅してくださった皆さまに心より感謝いたします。ありがとうございました。 2017年12月 維新派/株式会社カンカラ社 〒542-0012 大阪市中央区谷町6丁目4-16-302 TEL 06-6763-2634  FAX 06-6763-5400   E-mail contact●ishinha.com  ※●部分を@に変えてお送りください
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    2017-12-31 11:36:44

    解散のお知らせ

  • 昨日は忘年会でした。 維新派にとっては最後の忘年会。 そして、会の終わりにカナさんも言ってたけど、稽古場でできる最後の馬鹿騒ぎ。 維新派メンバーに、おなじみのスタッフさんや関係者の方々、台湾のフェスティバルスタッフのイックンさんも、私たちの稽古場に集まってくれたのでした。   私が初めてこの稽古場に足を踏み入れたのは2012年『夕顔のはなしろきゆふぐれ』エキストラオーディションでした。 夜行バスで朝早く大阪に着き、取り敢えず大阪城まで行って公園内をぐるりとし、森ノ宮の駅前のうどん屋でクタクタのうどんをすすってから「よっしゃ!」っと稽古場へ。   深江橋の駅で降りパチンコ屋の前の階段から地上に出て、Googleマップを眺めながらテクテクと歩く。 カフェ・ジャックアンドベティ、曲がり角のタコ焼き屋、窓ガラスの中にずらりと植物が並ぶ何かの工場。 稽古場は、どんなところなのだろう。 ビルの一室か、どっかの地下か。 少し黄ばんだ、無機質なビルを思い浮かべる。 川に突き当たって、橋を渡る。 「これが大阪の川…」淀んだ川を眺める。小さな橋がいくつもかかっている。 ガラクタと、植物に侵食された門の家、オートバイ屋、サン美術と書かれた看板を左に曲がる。 一つ向こうのブロックの、タイヤ屋さんの隣、高く積まれたタイヤの横でタバコを吸っているおっちゃんがいる。見たことある顔。松本さんだ。 松本さんに促されて入る稽古場は、どう見ても普通の民家で、引き戸をくぐると広めの玄関のすぐ横に階段、二階へ上がると細い廊下、障子、その向こうにひらけた空間がある。大きな窓と、朽ちかけたようなベランダがあって、柔らかい光が差し込んでいる。木の柱と、漆喰の壁。 着替えのために三階に案内される。風が吹くとカロコロと音のなる竹製の風鈴、どこへ繋がってるかわからない謎の扉、こんなに細くて良いのか!と驚くほど狭い階段、踊り場の小窓、オレンジ色の電気、登りきった三階は二間から成っていて二つの窓に挟まれて明るい。衣装っぽい何かが入ったプラケースの山、木の机、関西弁のイントネーション。 初めて来た日、その稽古場の空間が、建物が、川が、街が、維新派と、松本さんの人柄を表しているように思えて、とても興奮して、ワクワクしたのを覚えています。
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    2017-12-30 01:35:47

    稽古場へ

  • 白い帽子をかぶった、台湾のカメラマンが僕らの楽屋の風景を撮影していました。 お互いに会釈をし、その人は微笑みかけてくれました。 ただ、言葉がわからないからなんと会話をしたらよいか分からずちょっとした間ができたその隙で、 すぐカメラに視線をもどし黙々と映像を撮り続けていました。 しばらくし、どんな映像を撮っているのか気になり、 後ろからこっそりいたずら心で覗いてみると、 そこには一人の役者の手元が、服のボタンを閉める瞬間が、 帽子を被る数秒の瞬間が瞬きできぬ間で写されておりました。 (うっぽ)               
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    2017-12-29 21:49:49

    意表を突かれた時の話

  • 台湾は、祈りが身近にある場所だ、と思った。 ほんの狭い範囲しか見られていないので、少し思い込みに近いところもあるだろうけれど。 公演に行った先で、その土地の神様がおわすと、挨拶も兼ねてできるだけ参るようにしている。今回の宿のそばには立派な関帝廟があって、そこにはたくさんの神様と、熱心に祈る老若男女。 作法も知らぬよそ者なれど、人びとの祈りが支えるその場所に心が落ち着く。     祈り、といえば、維新派は毎日の開演前、上演の無事と成功のために「お清め」と呼ぶ儀式をする。 たいそうな作法があるわけでもなく、全員で少しづつ御神酒(日本酒)を分け合い、「よろしくお願いします!」と挨拶をして、一気に飲み干す。 とても単純な行為だけど、それで喉を通る酒は本当にすぅっと身を引き締めて清められていくようで、私には大切な儀式だった。 日本酒好きを公言していたらいつの頃からか準備を仰せつかるようになっていたので、今回はどのタイミングでやればいいだろうと考えていたら、当日稽古直後、お供えが山と盛られたテーブルが運ばれてきて面食らう。 台湾式のお清め! 客席に向かって祭壇を設え、台湾の舞台監督、ジャックさんが口の中で祝詞を唱える。全員が線香を手に四方それぞれを向いて祈りを捧げる。維新派よりずっと本格的な作法、慣れた手つきの台湾メンバーの見よう見まねで倣う日本勢。       そのあとは維新派式のお清めも。稽古直後で時間が取れない私の代わりに、制作の翼さんが準備してくれていた。       お互いの作法で、この船に乗り合う全員が、それぞれに思い、祈る。こんなにもたくさんの人が、もうすぐにも蜃気楼のように消えてしまう、この場のために思いを寄せている。 そんな場所に立って自分が生きていられるのは、本当にかけがえのない幸せなことだ。そんなことを改めて感じられて、身が引き締まる瞬間。 形ばかりというけれど、形に込められた思いや祈りがあることを、今はもう知っている。 あるいは、祈りが形をとるということも。 祈りのかたちをもう一つ。 大入袋。公演の完遂を祝って千穐楽に渡される縁起物。これも今回は台湾式と日本式のふたつ。
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    2017-12-29 21:39:05

    祈りとしるべ

  • 曇天のだだっ広い砂浜。砂は潮か雨水で湿っている。一面グレー。 何もセットがない。四方を白いPPロープで囲っているだけ。そこに、白シャツに黒半ズボンの維新派の役者が、何人も列をなして、下手から上手に、砂浜の上を四つ足歩行で、後ろ向きにお尻から進んでいく、私は自分の列を自信満々で四つ足で歩いていたけど、歩いているうちに、あれ、、いつもと景色が違うぞ、と一人全然違う場所からスタートしていたことに気づき、やってもうた!ってところで目が覚めた。 台湾から帰ってから、この夢を二回見た。何故だ。冷や汗をかいた。   ある日の朝、起きたら寒かったし、仕事が休みだった事に気づいて、もう一度布団に入った。 稽古場で座布団を敷いて、円になって、松本さんと維新派メンバーでミーティングをした。松本さんが、何やら次の公演の面白そうなワクワクする話をしていたのだけど、どうやら私が、あまりに理解出来ていない顔をしていたので、松本さんに「おい伊吹、分かってるか?」と聞かれ、「わかりかねます。」などと答えたら、周りが笑うので、それに助けられた所で目が覚めた。久しぶりに見た松本さんは、少しぽっちゃりしていた。別人のようだった。起きたら無性に寂しくなった。 心残りな事がある。前回の私の担当のブログの夢の話の訂正で、幽霊になった松本さんの夢を見て、松本さんに、『また会おうなぁ』と言われて、嬉しかった。などと書いたけど、『お!またすぐ会えるわ!』とアッサリ言われたかも、と、ブログを載せた直後に思い直した。 すぐ会えるわ!と言われたから、え!直ぐって!私も近々そちらにいくのかしら!!とゾッとして、会えて嬉しかったけど、まず、怖っ!と思って目が覚めたのだったと思う。私の夢なので、大体デタラメなのです。 台湾から帰って来てしばらくは、仕事も始めて、連日あった夜の稽古もなく、アフターファイブに時間があるせいか、ふと寂しい気持ちになっていました。夢を見たのもそのせいかもしれません。 これからも、またこうやって時々、維新派の夢を見るのかもしれないし、徐々に、見なくなるかもしれない。 たまに見れたら嬉しいなぁと思います。   台湾高雄での千秋楽、盛大な打ち上げの後、音楽の内橋さんと、帰り際に少しだけお話しした時、「何でも始まったら終わるねん、だから、自分でまた、何かを始めるしかないんだよ。」と言って下さった。(少し違うかも。) 始まって、終わって、また始まる。 寂しいけど、清々しい。   伝えたい事は沢山あるけれど、維新派に関わった下さった全ての皆様ありがとうございました。 そして、松本さん。ありがとうございました。 しかし、これで終わりではありません、維新派最後の忘年会があります(身内の話ですみません)。楽しみです! (伊吹佑紀子)
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    2017-12-27 22:19:20

    忘年会

  • 台湾の街は、生きることを肯定している街だ。と思いました。 大きな樹。鳥。犬がごろり。老若男女を問わず、人々が、くつろいだり、ダンスをしたり。 生命が、そのまま在る。と感じました。 在って良いのだ。と感じました。       風が吹いても、鳥や猫が現れても、それを松本さんだと思うことは少なくなりました。 でも、綺麗な景色を見ると、松本さんの色んな言葉を思い出します。             この一年の個人的な変化。 あれは嫌、こっちのが良い。と正直に言えるようになったこと。 昨年しかめっ面でしか言えなかった台詞を、笑顔で言えるようになったこと。 こんな自分を笑って受け入れてくれた劇団員の皆さま、ありがとうございました。     台湾の出演者、スタッフの皆さま。 言葉の通じない国で、どうやってコミュニケーション取るんだろう?と最初は不安いっぱいでしたが、言葉の壁って、本当に越えちゃうものなんですね。 振り付けを真似してくれたり、お菓子をいただいたり、嬉しかったです。 次に会うときは、「謝謝」と「辛苦了」以外も喋れるようになります。     維新派の活動はこれでおしまい。(まだまだ片付けしなきゃだけど!) 形あるものはなくなりますが、なんとなく、維新派が蒔いた種みたいなものは、大阪や、世界のあちこちで、人の心に根付いているように思います。
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    2017-12-02 23:41:33

    謳歌

  • 2017年11月5日、台湾での公演が終わりました。 キールン、タイペイ、タイナン、カオシュン…… 作品中、出てくる台湾の地名があります。 台湾に行く前と帰った後では、自分の中での響き方がまるで違っています。   だいぶ時間が経過しましたが、 今年のこと、台湾のこと、書かせてもらいました。 公演終了後ではありますが、 ほかの役者のブログも、 年末まで更新をちょこちょこ続けていけたらいいなと思っております。   前述のキールン、タイペイ、タイナン、カオシュン…… 現地での稽古中、口にするたび、耳にするたび、 ああ、今、台湾にいるんだな、 松本さーん、私たち、今、カオシュンにいますよー いいところですよ、一緒に来たかったですー! と、天に向かって言いたい気持ちでいっぱいになりました。 初演の稽古時、松本さんが、「カオシュン」という響きがいい、 と言っていたことを思い出します。  
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    2017-11-28 23:05:41

    カオシュン

  • あの人は、色々な景色を見せてくれました。 あの人は、言葉を丁寧に教えてくれました。 あの人は、優しく声を掛けてくれました。 あの人は、手紙をくれました。 あの人は、美味しいものを分けてくれました。 あの人は、私のなんでもない話をなんでもないように聞いてくれました。 あの人は、私に「ありがとう」と言ってくれました。   台湾から帰って来てから、たくさんの人のことを思い出します。 いつも一緒に居た人、もっと話したかったなと思う人、もう一度会いたいなと思う人   私が維新派の新人オーディションに応募する時、志望動機として「たくさんの人と出逢いたい」と書きました。トワイライトから三年、たった三年だけど、本当にたくさんの人と出逢いました。その誰もが、優しくて誠実で朗らかで面白くて、愛おしいです。 これだけ人居ったら一人くらい嫌なヤツおるんちゃうかって思うけど、ほんまに誰一人としてそんな人が居なくて、こんな場所を作ったのも松本さんのすごいところやなぁ、と素直に感動したのを覚えて居ます。   これからはそれぞれに、それぞれの道を歩いていく。私は維新派で過ごした時間と出会った人達のこと、絶対に忘れません。 もう二度と観られない景色があっても、ここで出逢った私達は、きっとまた会える。     維新派に入れてくれて、ありがとうございました。 とても幸せでした。また会う日まで。 (山辻晴奈)
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    2017-11-26 13:15:51

    再見

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