維新派BLOG

芽吹きの春

3月半ばから稽古が始まりました。
やや遅めのスタートではありましたが、確実に今年も歩き出しています。

維新派にいることを船にたとえることがあります。
維新派という船をこぐ私たち。

今年はじわっと出港し、
遠くにうっすら見える目的地を見失わないように、
みんなでじっと見つめながら、
海の上をだんだん加速をつけながら走っている感じがします。

去年の波は思いのほか荒く、ハードな航海で、
私はもう陸に揚がったときはへろへろで、
冬の間も船酔いが続いていました。引きずりすぎですね…(あくまで私個人の感覚です!)

まあ、毎年毎年、公演が終わるたび、
もう船には二度と乗りません!静かに陸で平和に暮らしますので、
と思ったりもするんですが、
喉元過ぎれば何とやらで、また春が来て、船に乗り込んじゃうんですね。
今年はどうなんでしょう。
よい航海をしたいです。

稽古555

稽古333 (640x360)
(リズム稽古中)

先日、役者のみんなで生駒山上にお花見に行ってきました。
ケーブルカーに乗って、山の上へ。
薄曇りで、ちょっと花冷えの気候でしたが、
山上の桜は見頃でした。

1品持ち寄りして、おいしいごはんをたらふく食べて、楽しい一日に。
遊園地でも遊んだし。帰り道、何人かは徒歩で山を下っていきました。

花見333 (640x360)

お花見22
(おなかいっぱいになりました~)

生駒山上から大阪のまちがよく見えます。
私はこの景色がすごい好きで、その日によって印象が変わるのですが、
この日の大阪のまちは、
薄煙りの中、夕日に美しく照らされ、遠くの海が光り、
それはそれは美しかったです。

大阪

こういう季節の変わり目、
私はいつも維新派の『おかえり』というシーンのことばを思い出します。

 

芽吹きの春 伸びきる夏
芽吹いて 芽吹いて
開いて 伸びて
色づき 色褪せ
枯れて 朽ちる

冬よか春 春よか夏
夏よか秋 秋よか冬
つばきやよう さくらやよう
あやめやよう もみじやよう

 

1桜
生駒山では、桜も椿も美しく咲き誇っていました。

5月になれば、「春よか夏」で、
あっと言う間に稽古が加速化し、作業も始まり、
松本さんに怒られながら、バタバタと初日の幕が明けて、
その年の維新派が始まり、無事に終わっていきます。
たくさんの方が観にきてくださいます。
これはすごいことですよね。ほんとに。
毎年あたらしく作品が生まれるなんて。

維新派に入って10回目の春に、そんなことをつらつら思うのでした。

(吉本博子)

お花見全員