維新派BLOG

南へ、アジアを、

大型の台風が沖縄に近づいていた9月の半ば、
ぼくたちは大阪市内の某体育館にて
スタッフチームに見せるための
本番に近い通し稽古、
総見を、行いました。

 

 

 

まるごと実寸を再現できた、
初めての稽古でもありました、
バスケット同時に2試合できるくらいの、
30m四方以上ある体育館。

冷房がなくても窓から風が吹き抜けていくので
猛暑にあってもとっても涼しいのですが、

木津川が近いからなのか
公園の中だからなのか、
とにかく蚊が多くて、
網戸があっても、蚊が入ってきてしまう

稽古で走り回るから、体温が上がって、
それでまた血を食われていくので、
かゆくてむだにイライラしてしまう

対策不足…

 

 

思えば一年前、
平城宮趾の公演が実現できて、
それがまた偶然頂いたご縁から
海外公演も実現に結び付いたこと、
つくづく不思議なものです。

 

それも、作品テーマとして
重要な場所でもある、
台湾西南の都市・高雄で。

 

意義深いことです。


<5月ごろ、なみうちぎわ、にて>

 

 

『AMAHARAー當臺灣的灰牛拉背時』

アマハラー台湾の、灰色の牛が背伸びをしたとき

 

『台湾の、~』は、
シュペルヴィエルの詩を元に
2010年当時
松本さんが考えたタイトルですが、
世界の同時性にイメージを
巡らせることができる良いことばだな、
と改めて、思います。

 

松本さんって、やはり
発見のひと、だったと思います。

「わし、視力には自信あんねん」

と、いつだったか
飲みながら話していたことを思い出します。

 


<昨年のアマハラ、本番前の舞台袖>

 

招聘で頂いた公演企画も、
そこでやることの意味を考え続けていくことは
やはり維新派の根幹のようにも思います。

 


 <8月、アトリエ作業後に>

 

あくまで昨年の公演をベースとしていることもあり
シーン自体が大きく差し換わる
いうことはありませんが、
よりイメージをはっきりさせるための
各所変更点であったり、
あるいは、変えたところを、
うーん、となりながら、元に戻したり。

いま、あとは
より質を上げることの稽古、
ということでもありまして。

 

 

まもなくコンテナ搬出、
そしてフライトの日も近づいており。

 

現地でご出演頂く皆さま、
関わる全ての皆さまとの出会いもまた、
楽しみなのでして。

 

 

 

皆々がんばっております、
でも、目の前にあること、現れたことを、
まずは前向きに、
楽しみたい

と思うのでした。

(井上和也)