映画「魔王」上映 

「透視図」公演休演日の10月21日(火)に、映画の上映を行います。

◆上映作品「魔王」 監督:天願大介 出演:若松武史 月船さらら 他

◆日時:10月21日(火) 18:30開映 ※雨の場合は状況により中止

◆料金:1,200円

◆会場:「透視図」公演会場 中之島GATEサウスピア

 

「映画はどれだけ頭がおかしいかを競うチキンレースである」 天願大介

青年時代、俺は多くのアングラの先輩たちの作品を目撃体験し脳を激しく掻き回された。世界は狭く無限に広い。言葉は意味だけを伝える手段ではない。音楽は肉体そのものであり肉体が自由を獲得したときそれは物質ではない何かになりうる。そして地下深く広がる水脈はすべてどこかで繋がっている……。
その後、映画や舞台で実験を繰り返してきた俺は、いよいよ機が熟したというかとうとう我慢出来なくなったというか、ともかく昨年末に自主映画「魔王」を撮ってしまったのだった。主演にはアングラ界の先輩若松武史を迎え、ヒロインには元宝塚の月船さららを配した。
「魔王」は俺の代表作だ。俺が考える「映画」の必要条件、新しい「映画」のイメージ、俺の思想や感情、知識や才能のすべてがここにある。
映画館では上映しないと決め、会議室、ライブハウス、居酒屋、寺、銭湯、ゴールデン街の酒場、立食い蕎麦屋、あらゆるところで上映を続けている。
アングラというと誤解されるが俺はノスタルジーには興味がない。形式などどうでもよろしい。水脈は今も全世界の地下を流れているのであるから、その精神は現在も有効なのだ。もちろん「なまず映画」は維新派とも繋がっているのである。
今回、維新派の野外公演の片隅で「魔王」を上映できることを誇りに思う。張りめぐらされた結界の中で、映画館では見られない「なまず映画」を是非ご堪能いただきたい。