都会の廃校体育館を劇場に改造した公演。 大戦直後の都市浮浪児たちが繰り広げる冒険活劇。屋内に「青空」をつくりこんだ。 回転舞台の焼跡オオサカがやがて高層ビルの未来都市に。
演出 | 松本雄吉 |
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脚本 | 大島真寿美・大田和司・松本雄吉 |
音楽 | 内橋和久 |
音響 | 松村和幸・西田敬 |
照明 | 柿崎清和・山本コウスケ |
美術 | 林田裕至・吉田悦子 |
衣裳プラン | 池永佳代・薮実里 |
映像撮影 | 朝倉義人 |
舞台監督 | 大田和司 |
演奏 | 内橋和久(gt,computer) 佐賀ユキ(voice)・坂本弘道(cello) 塩谷博之(reeds) 大原裕(trombone,per) |
写真 | 福永幸治 |
宣伝美術 | 田中克幸 |
衣裳 | 樋口敦子・吉岡彩会・井上真理子 |
制作 | 高岡茂(スタジオデルタ) 有田亜李子(維新派) 中嶋八潮・岡田美穂(関西テレビ放送) |
石本由美・鈴江珠里・大林マキ・はやしもみ・フルカワタカシ 草壁カゲロヲ・南田和紀・いがらしだいすけ・池田剛・岡博史 サムソン熊田・平野舞・みずちおむ・エレコ中西・西岡雪菜 徳永圭・赤松みさき・四谷エスタ・石野樵・竹山らいち 生杜野かかし・篠垣雅男・杣友良・杉村千里・大駕直央 ニシイミカ・ぽんず・こずえ・ゆかい・とりいまり |
日程/場所
きれいな都市ではなく、廃墟を美しく生き生きとした場所として描く。あるいは、“ヂャンヂャン・オペラ”という名称でオペラという「芸術」に、盛り場の横丁が持つようなわい雑さを無理やり塗りこめる。「大阪で育ったからとちゃいますか」とうそぶいているが、そこにあるのははすに構えてこそいるけれど、だが強烈な美意識である。(日本経済新聞・堤篤史氏) 出演者の死者にも似た不気味な存在感は、夢うつつの美しさへと姿を変え、やがて群唱のうねりが洪水となってあたりを飲み込むクライマックスが訪れた時、その美しい猥雑さの向こうに、懐かしい都市の記憶が浮かび上がる。(ヴァンテーヌ・清水篤志氏)