「風景画」 舞台遠景画像

風景画

[story]

「風景画」は、ある場所に俳優と観客が参加する三次元の絵画です。
「風景画」は、幾何学的風景論です。
「風景画」は、身体的風景論です。

[note]

維新派はこれまで、野外に仮設の劇場を建て、膨大な量の美術装置を使い公演してきましたが、「風景画」では、大がかりな劇場や装置は作らず、俳優の身体のみで深く風景に関わることをテーマにしました。
「風景画」の最初の舞台となったのは、犬島の、現在は使われることのなくなった入り江でした。
潮が引いた干潮時にのみ姿を現す、泥状の海底を舞台とし、昼間の自然光のもとで行いました。

それとは対照的に、東京の「風景」として公演会場に選んだのは池袋のビルの屋上。
長年にわたり池袋のまちと文化の中心として存在する西武池袋本店本館と別館のあいだに位置する野外広場です。
会場の下を走る鉄道の音、見渡す先に浮かび上がる新宿の高層ビル群・・・・・・
光、音、情景、俳優、あらゆる要素から、観客一人一人が新たな池袋=都市の風景を発見し構築してもらうことを意図しました。

[cast]

「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」 舞台近景画像

岩村吉純 坊野康之 森正吏 金子仁司
中澤喬弘 井上和也 山本学 石本由美
平野舞 稲垣里花 江口佳子 尾立亜実
境野香穂里 大形梨恵 土江田賀代 近森絵令
吉本博子 市川まや 今井美帆 小倉智恵 
桑原杏奈 奈良郁 松本幸恵 長田紋奈

<岡山・犬島公演>
岡崎真之 金崎洋一 竹原勝彦 山下靖夫
安達彩 岩田彩歌 大村加奈子  小綿希実子 
三武万寿巳 堀裕美子

[staff]

構成・演出 松本雄吉
音楽 佐藤武紀
舞台監督 大田和司
音響 田鹿充・SHOUT
演出助手 中西美穂
メイク 名村ミサ
宣伝美術 東學(188)
宣伝写真 井上嘉和
ウェブ製作 中川裕司(house-A)
制作 山﨑 佳奈子・清水 翼
スタッフ 五十嵐大輔 池田剛 内田欽弥 江崎武志
岡博史 柏木準人 金城恒次 白藤垂人
百々寿治 羽柴英明 富島美奈 中麻里子

[data]

<岡山・犬島> 2011年9月23日(金)・24日(土)・25日(日) 3ステージ /犬島・中の谷入り江
<東京・池袋> 2011年10月7日(木)〜16日(日) 9ステージ /西武池袋本店 4階まつりの広場

 
<岡山・犬島公演>
主催:維新派・財団法人福武教育文化振興財団・特定非営利活動法人アートファーム
企画・製作:維新派・NPO法人アートファーム
共催:財団法人直島福武美術館財団
<東京・池袋公演>
製作:維新派 主催・共同製作:フェスティバル/トーキョー
特別協力:西武池袋本店 動員/4000人
 

[critic]

およそ1時間半の野外劇は物語もなければ、劇的な構成もこれといってない。淡々と進行するパフォーマンスは、東京のビルの谷間の風景に人間を組み込んだスケッチ、まさに演劇的風景画であった。海や山や湖を装置にかえ、自然の風景を見せかえるこれまでの野外劇と比べると、淡い印象。デパートの屋上、それは頼りなく宙に浮かんだ辺地だ。だが地鳴りのようなノイズが耳を襲ったとき、くるかもしれない都市の破局が確かに心をよぎったこの風景自体、幻かもしれない……。(日経新聞10/11付 内田洋一氏)

[Goods]