主宰 松本雄吉
熊本県天草生まれ。大阪教育大学で美術を専攻。 1970年維新派を結成。 1991年、東京・汐留コンテナヤードでの巨大野外公演「少年街」より、 独自のスタイル「ヂャンヂャン☆オペラ」を確立。 野外にこだわり、観客とともに旅をする「漂流」シリーズを企画。 奈良・室生、岡山の離島・犬島などで公演を行う。 代表作に、離島の銅精錬所跡地内に劇場を建てた「カンカラ」、 びわ湖上に作った<びわ湖水上舞台>が大きな話題となった「呼吸機械」、野球グラウンドで上演した「トワイライト」など。 2000年に初の海外公演をオーストラリア・アデレードフェスティバルで上演する。 これ以降も、ヨーロッパや南米でのツアーに加え、 ニュージーランドやシンガポールなど海外からの招聘も多数。維新派以外でも、現代演劇作品の演出を多く手がけた。
主な活動
- 1989年2月「ネオ文楽~命にかへて」演出 大阪・モーダホール 出演 麿赤兒、文楽人形遣い・吉田簑太郎(現・桐竹勘十郎)
- 2009年2月 「イキシマ」 演出 松田正隆作 大阪・精華小劇場
- 2013年4〜6月 「レミング〜世界の涯まで連れてって〜」 演出・上演台本 寺山修司原作 東京・パルコ劇場/名古屋・中日劇場/大阪・シアターBRAVA!
- 2013年11〜12月 「石のような水」 演出・美術 松田正隆作 (アンドレイタルコフスキー原案) 京都・京都芸術劇場春秋座/東京・にしすがも創造舎
- 2014年6月 「十九歳のジェイコブ」 演出 中上健次原作 松井周脚本 東京・新国立劇場/兵庫・兵庫県立芸術文化センター
- 2015年12〜16年1月 「レミング〜世界の涯まで連れてって〜」 演出・上演台本 寺山修司原作 東京・東京芸術劇場/福岡・北九州芸術劇場/愛知・愛知県芸術劇場/大阪・森ノ宮ピロティホール
- 2016年2~3月 「PORTAL」演出 林慎一郎作 大阪・豊中市立ローズ文化ホール/沖縄・沖縄市民小劇場あしびなー/京都・ロームシアター京都/高知・高知市文化プラザかるぽーと
受賞/受章歴
- 1999年 「水街」大阪府舞台芸術賞受賞
- 2002年 「カンカラ」第2回朝日舞台芸術賞
- 2005年 「キートン」第12回読売演劇大賞演出家部門優秀賞受賞
- 2009年 第8回朝日舞台芸術賞 アーティスト賞/平成20年度芸術選奨文部科学大臣賞
- 2011年 紫綬褒章
- 2013年 大阪市市民表彰
- 2014年 大阪市文化祭賞優秀賞
- 2015年 大阪文化賞