大阪を皮切りに、全国各地を巡演。プラスチックやメタルで出来た植物林、虫たち。 無人の廃墟の街で金属サーカスをする機械たち。 虹のイメージから、一瞬や永遠だけを抽出したイメージの連鎖。
作・演出 | 松本雄吉 |
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美術 | 林田裕至 |
照明 | 阿部善郎・柿崎清和 |
音楽 | 内橋和久 |
音響 | 松村和幸・西田敬(Try Audio) |
映像 | 朝倉義人 |
衣裳 | 白波夕子・樋口敦子・阿部志保 |
舞台監督 | 大田和司 |
写真 | 福永幸治・上諸尚美 |
宣伝美術 | 田澤友紀 |
制作 | 高岡茂(スタジオ・デルタ)・有田亜李子 |
石本由美・鈴江珠里・黒井優子・ドミニク朝吉・池本和美 大林マキ・フルカワタカシ・井上大輔・内田公威・草壁カゲロヲ 南田和紀・川崎広信・蒲池正哉・いがらしだいすけ・稲田幸治 船守季枝子・はやしもみ・奥山澤・JINKO・柴崎正道 |
日程/場所
<メカノポリス>
維新派の『虹市』は、空からの視点と虫の眼差しが交差する。 その二つの観点から見えるさまざまな光景が断片的に描かれ、今われわれが暮らす都市や地球についての再考促すヒントを与えてくれる。 〜中略〜 一貫したストーリーこそないが、そこには物語が成立する以前の豊かな世界が広がる。それを支えているのは、無数のモノが詠み込まれる独特の大阪弁ラップの持つ叙事性と、彼ら自身の手により建設された大阪南港を臨む巨大な野外劇場の叙情性なのである。(新川貴詩氏) 単語=コトバの本来持つ「意味」が、役者が発する音楽となって見ている者の想像力を刺激してくるのだ。とりたてて「筋」というものはないが、観客はスペクタルいっぱいの仕掛けに酔いながら、どの場面からでも感情移入できる。「開かれた」劇空間と言えるだろう。(産経新聞)