港に大きな船型の劇場を建設、<DOCK>と名付けた。松本雄吉が演じる多重人格の男・チョージの帰郷譚を、内在する12の人格が各々に記憶する故郷のイメージのコラージュで描く。
演出 | 松本雄吉 |
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脚本 | 豊田利晃・高岡茂・松本雄吉 |
美術 | 林田裕至 |
音楽 | 内橋和久 |
照明 | 阿部善郎・柿崎清和 |
音響 | 松村和幸・西田敬 |
舞台監督 | 大田和司 |
制作 | 高岡茂・有田亜李子 |
ユタンポ | 石本由美 |
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ワッペン | 鈴江珠里 |
コロンブス | ドミニク朝吉 |
ランプ | 大林マキ |
ホッチキス | はやしもみ |
ゲッセカイ | フルカワタカシ |
ムサシ | 草壁カゲロヲ |
アフリカ | 南田和紀 |
タイサ | 稲田藤吉郎 |
プロペラ | 池田剛 |
ラムネ | 徳永圭 |
オキ | いがらしだいすけ |
パッキン | 岡博史 |
ジンタン | みずちようこ |
エンピツ | 平野舞 |
ベッタン | 吉岡彩会 |
サイコロ | 西岡雪菜 |
クリップ | エレコ中西 |
タンク | 川村由絵 |
チョージ | 松本雄吉 |
日程/場所
密集と散乱、遮断と開放、暗がりと明るみ―こうした極性が、思い切って造形的に強調され、記憶の旅が、どこからどこへいこうとしているのかを観客に強く印象づけた。〜中略〜舞台装置そのものが記憶の構造と類比的であったのだ。その流動に身を任せていると、自分自身の時間の粒子もまた、ころころとあちらこちらに散らばっていく。その輝きを実感させる力が、この舞台装置にはあった。(美術評論家・水沢勉氏)